そうやって自分の言葉に注意を向けていると、今度は自分の行動にも注意が行くようになります。
なぜなら何度も書いていますが、「自分が投げかけたものが、返ってくる」からです。
ちょっと自分の意見が通らなかったら、怒鳴ったり、バタン!とドアを閉めたり、バン!と音を立てて物を置いたり、ドカドカと歩いたりして、不機嫌な態度や怒りを周囲に巻き散らかしていませんか?
不機嫌な態度を投げかけるということは、また不機嫌になるようなことが返ってくるということです。
そして怒りをまき散らすということは毒を吐いているのと一緒です。
小林正観さんの本の中に、一升瓶の中にハエを入れて実験する話がありました。普段の何でもないときの息を入れて密閉していると30分位で窒息死するが、怒っているときの息を入れて密閉すると3分位で毒死するという話を読んだときには、「えっ。。。」と思いました。そしてその毒気は相手も弱ませるけど、自分の体も弱んでいくから、それゆえ腹を立てない方が得だとありました。
その後私はヒーリングを学んだのですが、怒ったり腹を立てたりすると
体がピリピリすることがわかりました。体の痛いところも手を当てるとピリピリします。
「なんかあの人ピリピリしている」と感じることってありますよね。
顔は笑っていても内心腹を立てていれば、無意識のうちにそういう嫌な気を出しているし、周りの人は受け取っているということです。
そうやって自分で体感したのでだんだんと怒ったり腹を立てたりすることが少なくなってきたのですが、たまには怒りが爆発したりすることもありました。でもとそのあとにどっと疲れが出て、怒るってすごいエネルギーを使うんだなと実感しました。人に迷惑かけて自分も疲れてだなんて馬鹿みたいですよね。
それならば、不機嫌を投げかけるよりはご機嫌を投げかけたほうがいいですよね。