自分、他人、ものをあるがままにみていく練習をしていくと
そこにある現象に、自分が色眼鏡をかけて見て、
そう思っていただけなんだということに気が付くかと思います。
不幸という現象はなく、自分が勝手に決めて、そう思っているということです。
幸せも同じです。
全ての人が「幸せ」と思える現象を見つけることができるでしょうか?
それは不可能だと思います。そのようなものは存在しないからです。
でも自分が「幸せ」と思える現象は存在します。
それは私が「これを幸せ」だと思ったとき、それを決めたときに
それは「幸せなこと」になります。
私たちは常に、
「幸せになりたい、もっと幸せになりたい、幸せがやってきてほしい」
と思っています。
でも「幸せ」はやってくるものでも、つかみとるものでもありません。
Aさんが育てている花が咲きました。それを見てAさんは幸せだと感じます。
でもAさんの旦那さんは花が咲いたことにも気が付きません。
Bさんは今日は足の痛みが少し治まって幸せだと感じます。
でもBさんの奥さんは今日は足ではなく腰が痛い。痛いところばかりだと嘆きます。
Cさんは朝目が覚めたときに、あー今日も一日が始まる!と幸せを感じます。
でもCさんの旦那さんは、また一日が始まるのかと気分が暗くなります。
自分がそれを「幸せ」と感じるかどうかです。
「幸せ」と感じた瞬間、「幸せ」という現象が存在するのです。
だから自分次第でいつでも「幸せになれる」のだということに気が付くと、
人生がかなり楽になります。そして楽しくなります。