あるがままにみるとは

続きです。昨日は下記のように書きました。

自分の内側から様々な感情がでてきたときには、
そのドラマに入り込んで、自分や他人を裁くのではなく、
一歩外から、そのドラマには良いも悪いもないと
あるがままにみる練習をするといいですね。

あるがままにみるとは、例えばよくある例ですが、
コップに水が半分入っていたとします。

一つ目の見方: 半分しか水が入っていない。
二つ目の見方: 半分も水がは入っている。

一つ目の見方は、物事を否定的に見る考え方
二つ目の見方は、物事を肯定的に見る考え方
と思うかと思います。

でもそうではなく、
三つ目の見方: コップにただ半分水が入っている

コップに半分水が半分入っているというのは事実です。
ただそれだけです。
その現象をそのままとらえるということです。
それになんの意味を持たせないということです。

これが ”あるがままにものをみる” ということです。

例えば、私たちは歯ブラシは歯を磨くものだと思っていますが、
もしそれを歯ブラシを見たことのない人達に見せたら
石についている汚れをおとしたり、土に線を書くのにつかったりと
いろいろな使い方をするかもしれません。

だから自分の脳の記憶倉庫から再生された
”歯ブラシは歯を磨くもの”という固定観念をリセットして、
ただ”歯ブラシ”と見る練習をしていく、
じぶんの周りにあるものひとつひとつを、意味を持たせずに
ただ ”あるがままにみる” 練習をしていくことが大事です。

物をそういう見方でみることは比較的やりやすいかもしれません。
そうしたら今度は人です。