やることはもう既に教わってきたこと。でもそれは八正道にもつながって来る

「自分が投げかけたものが、返ってくる」
だから、自分の言動、行動、思考、感情ひとつひとつに意識を向けていく。
それが大事。

と書きました。

お釈迦様の教えに「四諦八正道」(したいはっしょうどう)というのが
あります。

なぜ急にお釈迦様?仏教?宗教?と思うかもしれませんが
この八正道というのは、昔から言われてきたことです。
両親からもおじいちゃん、おばあちゃんからも、学校の先生からも
当り前のように教えられてきたことです。

四諦とは簡単に言うと
苦諦(したい):この世は思い通りにならないことばかり、苦で満ちている。
集諦(じったい):その苦しみの原因は執着である。
滅諦(めったい):その執着をなくせば楽になる。
道諦(どうたい):執着をなくすために実践をひとつずつ日常の中でやっていく

その実践が八正道です。八正道とは簡単に言うと、

正見(しょうけん):正しくものを見る
正思惟(しょうしゆい):正しく考える
正言葉(しょうご):正しい言葉を語る
正業(しょうごう):正しい行いをする
正命(しょうみょう):正しい生活を行う
正精進(しょうしょうじん):正しい努力をする
正念(しょうねん):正しい思念を持つ
正定(しょうじょう):正しい精神

どうですか?言われてきたこと、聞いたことがあることばかりですよね。

人が嫌がることはしない。
人の悪口や嘘を言わない。
謙虚な気持ちを持つ
体に良いものを食べる
整理整頓する
親切にする
周囲への気配り、心配りを持つ
感謝の気持ちを持つ

だから、なにひとつ新しいことはないのです。
それを日常の一瞬一瞬に丁寧に実践してくことです。
それが自分の心の平和に繋がっていきます。